東京に行ってきた。その詳細はまた後日。ヨドバシアキバにて、店員さんにこんなことを言われた。
「今は円安の影響でPCパーツが高く、一式購入するくらいならメーカーPCを購入したほうが断然安い。年度末セール?ないよそんなもん。」
PCは自作したほうが安く済む。この考え方はもう古いようだ。
今回は、自作する場合とメーカーPCを購入する場合の費用を比較したい。
DELL
スペック
- OS : Windows 10 Home 64ビット 日本語
- CPU :第7世代 インテル® Core™ i7-7700 プロセッサー (8M キャッシュ, 最大 3.6 GHzまで可能)
- メモリ : 8GB デュアル チャンネル DDR4 2400MHz (4GBx2)
- ストレージ : 1TB 7200 rpm ハードドライブ
- GPU : NVIDIA® GeForce® GT 730 2GB DDR3 グラフィックス メモリ付き
- ドライブ : Tray load DVD ドライブ (Reads and Writes to DVD/CD)
- マザーボード : 不明
- 正面
- 4 USB 3.0ポート
- 1 マイク入力
- 1 ヘッドフォン
- 1 SDカードリーダー(SD、SDHC、SDXC)
- 背面
- 3 USB 3.0ポート
- 1 USB 3.1ポート
- 2 USB 2.0 ポート
- 1 USB 3.1 Type-Cポート
- 1 HDMI
- 1 DisplayPort
- 1 ギガビットイーサネット
- 3 オーディオポート
- 正面
- 電源 : 350 Wまたは460 W
- 価格 : 109980円(税抜) = 117778.2円(税込)
自前で用意
パーツが曖昧なものはできるだけ安いものを選択
- OS : Windows 10 Home 日本語 Anniversary Update適用版 : 14778円
- CPU : i7-7700 : 35980円
- メモリ : W4U2400CM-4G [DDR4 PC4-19200 4GB 2枚組] : 6450円
- ストレージ : DT01ACA100 [1TB SATA600 7200] : 4924円
- GPU : GV-N730SL-2GL [PCIExp 2GB] : 7700円
- ドライブ : GH24NSD1 BL BLH : 1949円
- マザーボード : H270 PC MATE : 12043円
- 電源 : SMART 350W STANDARD PS-SPD-0350NPCWJP-W : 3980円
- ケース : 黒透 JAX-02W : 3939円
- 価格 : 91743円
評価
これマジ?CPUに比べて他が貧弱すぎるだろ・・・。
マウスコンピューター
スペック
- OS : Windows 10 Home 64ビット 日本語
- CPU :インテル® Core™ i7-7700 プロセッサー
- メモリ : 16GB PC4-19200 (8GB×2/デュアルチャネル)
- ストレージ : 240GB Serial ATAIII、2TB SerialATAIII 7200rpm
- GPU : GeForce® GTX 1050(2GB)
- ドライブ : オプション
- マザーボード : インテル® Z270 チップセット
- 電源 : 500W 【80PLUS® SILVER】
- 価格 : 129800円(税別) = 140184円(税込)
自前で用意
- OS : Windows 10 Home 日本語 Anniversary Update適用版 : 14778円
- CPU : i7-7700 : 35980円
- メモリ : DCDDR4-2400-16GB HS [DDR4 PC4-19200 8GB 2枚組] : 11980円
- ストレージ :
- SSD : WD Green WDS240G1G0A : 8980円
- HDD : ST2000DM006 [2TB SATA600 7200] : 7298円
- GPU : GF-GTX1050-2GB/OC/SF [PCIExp 2GB] : 12797円
- ドライブ : なし
- マザーボード : Z270 PC MATE : 14978円
- 電源 : SST-ST50F-ESG [ブラック] : 8480円
- 80PLUS SILVER認証のものが見当たらなかったのでGOLDで代用
- ケース : 黒透 JAX-02W : 3939円
- 価格 : 119210円
評価
DELLのように特定の部分が極端に貧弱ではなく、バランスが良い構成なのが好印象。
ツクモ
スペック
- OS : Windows 10 Home 64ビット 日本語
- CPU :インテル® Core™ i7-7700 プロセッサー
- メモリ : PC4-19200 DDR4 8GB (4GBx2)
- ストレージ : 1TB HDD (SATAIII接続 / 6Gbps)
- GPU : NVIDIA® GeForce® GTX 1060
- ドライブ : DVDスーパーマルチドライブ(DVD±R 2層書込み対応)
- マザーボード : ASUS PRIME H270-PLUS (ATX)
- 電源 : CWT製 550W (定格 500W) 80PLUS BRONZE対応
- 価格 : 114800円(税別) = 123984円(税込)
自前で用意
- OS : Windows 10 Home 日本語 Anniversary Update適用版 : 14778円
- CPU : i7-7700 : 35980円
- メモリ : W4U2400CM-4G [DDR4 PC4-19200 4GB 2枚組] : 6450円
- ストレージ : DT01ACA100 [1TB SATA600 7200] : 4924円
- GPU : GF-GTX1060-3GB/OC/DF [PCIExp 3GB] : 22780円
- ドライブ : GH24NSD1 BL BLH : 1949円
- マザーボード : PRIME H270-PLUS : 14558円
- 電源 : NeoECO Classic NE550C : 5973円
- CWT製電源はOEM用なので個人では入手ルートがない
- ケース : 黒透 JAX-02W : 3939円
- 価格 : 111331円
評価
PCパーツの詳細が明らかなのが良い。マウスコンピューターと比べると、マザーボードと電源をグレードダウンした代わりにGPUを1060としており、将来OCをしないのであればコスパが良い構成。自前で組んだ場合との価格の開きも少ない。
結論
あれ、自前で用意したほうが安くね?
考えられる要因として、
- 自前で用意したものは価格コムの最安値を用いているが、それぞれの送料を考慮していない。
- メーカーが明らかにしていないパーツは出来る限り安いパーツを当てはめている
- 使用パーツが詳細なツクモの場合、価格差が開かなかったのはこのためか
- メーカーPCのケースの価値が分からない
- メーカーPCの場合、保証を受けることができる
などが挙げられるだろう。それでもDELL、マウスコンピューターは自前で用意するのと比べて価格差がかなり大きい。一方ツクモは組み立ての手間が省けることや、保証が付くことを考慮すると許容範囲内の価格差だと感じた。
一通り書き終えた後、更なる情報を漁っていたら、こんな記事より何倍も参考になるページを見つけた。
自作パソコンはBTOパソコンより費用が高くなるのか、実際に買ってみた
あー、比較するなら表形式にすべきだったなあ。そんなわけで、PC自作の準備は整った。予算は少なめに、12万前後とする。内田真礼のLIVEで所持金がぶっとんだので。